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「Python」v3.12以降に“CRITICAL”の脆弱性 ~他のバージョンにもセキュリティ修正

パストラバーサルの脆弱性により任意のファイルシステム書き込みの恐れ

「Python」にセキュリティ修正

 スクリプト言語「Python」のセキュリティアップデートが、6月3日に実施された。

 修正された脆弱性の内、CVE番号が割り当てられているのは以下の4件(括弧内はCVSS 3.1ベースの深刻度)。いずれもv3.12以降に影響する。

 いずれも、tarfileモジュールのextractallまたはextractメソッドに存在するパストラバーサルの問題で、filterパラメーターに「data」もしくは「tar」を指定した場合に発生する。深刻度が“CRITICAL”のCVE 2025-4517では、任意のファイルシステム書き込みが発生する恐れがある。

 このほか、CVE番号が割り当てられていない脆弱性も修正されており、現在、以下のバージョンが利用可能。

  • 3.13.4
  • 3.12.11
  • 3.11.13
  • 3.10.18
  • 3.9.23