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スクリプトエンジン「V8」のゼロデイ脆弱性、「Microsoft Edge」にも修正版

v137.0.3296.62へ今すぐ更新を

「Microsoft Edge」v137.0.3296.62

 米Microsoftは6月3日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v137.0.3296.62を安定(Stable)チャネルでリリースした。原則週に1回実施されているセキュリティアップデートで、以下の脆弱性修正が含まれている。

  • CVE-2025-5419:Out of bounds read and write in V8(High)
  • CVE-2025-5068:Use after free in Blink(Medium)

 なかでもスクリプトエンジン「V8」における境界外読み書きの脆弱性「CVE-2025-5419」はすでに悪用の報告がある。5月28日に「Chrome」プラットフォームのStableチャネルに設定変更をプッシュし、緩和してあるとのことだが、できるだけ早い対応を心がけたい。

 デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面右上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。