「Windows 11 22H2/23H2」に定例外パッチ、「ACPI.sys」の「0xc0000098」エラーに対処

同社のアナウンス

　米Microsoftは5月31日（現地時間）、一部環境で「KB5058405」のインストール中に「ACPI.sys」でエラー「0xc0000098」が発生する問題に対処する修正プログラム「KB5062170」を定例外（OOB）でリリースした。「Windows 11 バージョン 22H2/23H2」向けに「Microsoft Update カタログ」で配信が開始されている。

　この問題はおもにAzure仮想マシン（VM）、Azure仮想デスクトップ、CitrixやHyper-VでホストされているオンプレミスのVMといった仮想環境に影響する。これらはおもにエンタープライズ環境で用いられるもので、Home/Proエディションを利用するホームユーザーが影響を受ける可能性はほぼないとみられている。

　2025年5月のセキュリティ更新プログラム「KB5058405」を適用してこの問題が発生している場合、「Microsoft Update カタログ」から「KB5062170」をダウンロードして適用するとよい。「KB5058405」が未適用であっても、「バージョン 22H2/23H2」の仮想デスクトップインフラで動作するデバイスを使用している場合は、「KB5062170」の適用が推奨される。「KB5062170」は“累積的”更新プログラムであり、は「KB5058405」およびそれ以前の修正がすべて含まれている。